2013年4月6日土曜日

GAME-NICS (英語にしたら、かっけえ)

ゲームニクスとは何か~日本発、世界基準のものづくり法則~
http://www.amazon.co.jp/dp/434498045X

研究室の本棚を整理していたら、出てきた一冊。

200ページで、それなり薄い。目次は目に痛いが、内容は硬苦しくなく、自分にとって読みやすいものだった。

あまり、本の内容を詳しく書くつもりはないので、

以下に、本書籍の内容について簡単に触れる。



本作者は、任天堂で働いていたため、ゲームの事例はすべて任天堂のものになっている。
(そこはいいとして。)



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任天堂のゲームが今や日本が世界に誇るソフト産業になった理由には、

ゲーム作りで独自のゲーム開発ノウハウを構築してきたからである。

そのノウハウを体系的にまとめたのが、ゲームニクスである。

ゲームニクスは「説明書をよまずに使えて、熱中できるモノを作る技法」である。


ゲームニクスには2つの要素がある。

 1 理屈抜きで”直感的””本能的”に操作ができる。

 2 複雑な内容を段階的に理解し、思わず夢中になる。

そして、4つの原則がある。


 1 直感的なインターフェイス

 2 マニュアル不要の操作理解


 3 はまる演出と段階的な学習効果

 4 ゲームの外部化


(それぞれの詳しい説明は省く)

これらの原則と要素は様々な製品に言える。

Google、Amazon、Apple、これらの企業にもゲームニクスが存在している。

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といった内容である。

2つの要素と4つの原則については、同意する。

が、この本はやや偏りがある(任天堂は◯、ソニーは☓とか、それ以外もいろいろ)。

そして、ゲームニクスを正当化するために、成功例だけ挙げている。そういったところはあまり好きではない。

でも、

ゲーミフィケーションなどが浸透しつつある今、ゲームニクスという概念を知れたのは、一つの学習になったようにも感じる。









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