ゲームニクスとは何か~日本発、世界基準のものづくり法則~
http://www.amazon.co.jp/dp/434498045X
研究室の本棚を整理していたら、出てきた一冊。
200ページで、それなり薄い。目次は目に痛いが、内容は硬苦しくなく、自分にとって読みやすいものだった。
あまり、本の内容を詳しく書くつもりはないので、
以下に、本書籍の内容について簡単に触れる。
本作者は、任天堂で働いていたため、ゲームの事例はすべて任天堂のものになっている。
(そこはいいとして。)
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任天堂のゲームが今や日本が世界に誇るソフト産業になった理由には、
ゲーム作りで独自のゲーム開発ノウハウを構築してきたからである。
そのノウハウを体系的にまとめたのが、ゲームニクスである。
ゲームニクスは「説明書をよまずに使えて、熱中できるモノを作る技法」である。
ゲームニクスには2つの要素がある。
1 理屈抜きで”直感的””本能的”に操作ができる。
2 複雑な内容を段階的に理解し、思わず夢中になる。
そして、4つの原則がある。
1 直感的なインターフェイス
2 マニュアル不要の操作理解
3 はまる演出と段階的な学習効果
4 ゲームの外部化
(それぞれの詳しい説明は省く)
これらの原則と要素は様々な製品に言える。
Google、Amazon、Apple、これらの企業にもゲームニクスが存在している。
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といった内容である。
2つの要素と4つの原則については、同意する。
が、この本はやや偏りがある(任天堂は◯、ソニーは☓とか、それ以外もいろいろ)。
そして、ゲームニクスを正当化するために、成功例だけ挙げている。そういったところはあまり好きではない。
でも、
ゲーミフィケーションなどが浸透しつつある今、ゲームニクスという概念を知れたのは、一つの学習になったようにも感じる。
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