2013年4月14日日曜日

下書きを投稿しますけど,何か?


とりあえず,書いたけど見直しもしてないし,文が通ってるかどうかも見てない.
そのうち直す.

「ビジネスで一番大切なこと〜消費者のこころを学ぶ授業」を読み終わった.

概要としては,「現在の企業や市場について批判を行った後,成功しているいくつかの例外的な企業とそのマーケティング手法やイノベーションを紹介し,そして最後にこれからの企業や市場はどのように進んでいくべきかを論じている.」
とても読みやすい文書で,わかりやすい.

本書籍は以下のような3章になっている.

1.私達が陥っている「競争」の正体
2.私達の目を奪うアイデアブランド
3.私達は人間らしさに立ち返る



1.について自分なりの例えでまとめてみた.長くなったけど.



1.私達が陥っている「競争」の正体
会社は他社を出し抜くために様々な製品をつくり,戦略を打ち立てる.しかし,それらは消費者から見れば特に大した差はない.そして,カテゴリが飽和していく.

まるでアフリカ大陸に生存するヌーの群れのようだ.
ヌーが草原を求めて,大移動を行う.
その大移動の中で激流の川を渡る時の映像を思い出してほしい.
カレらは慎重に,流れが緩やかで,川が浅く,幅が狭ないところを探す.
なぜかというと,カレらは泳げないからだ.
流されてしまうと,そこでおしまい.
さらに川にはカレらを狙うワニが生存している.

だから,カレらは慎重に観測し,渡る場所を選ぶ.
そして,地形などをみて,渡る場所を決める.

しかし,カレらはまだ飛び込まない.ならいつ渡るのだろうか.

映像を見たことある人ならわかると思う.
一頭のヌーが川に飛び込むとそれを真似して,2,3頭が飛び込む.
そして,その後を追うようにみんなが真似をして飛び込んでいく.

多くの動物の本能として,先頭にしたがってその後を追うという習性を持つ.ヌーもそうだ.

最初は1頭だけが川に飛び込んでいたか,気づけば群れをなして,お互いを押し合いながら川に飛び込んでいく.後戻りもできず,ただ前に進む.例えワニが前で待ち伏せしていても,彼岸が泥沼になっているとしても,ヌーは群れをなして渡っていく.

今の会社もこのような状態になっている.草原と言う名の「利益・市場」を目指して,移動を行う.その途中で川にぶつかれば,
一つの会社が川を渡り出すと,それを真似して他の会社も川に飛び込む.
厄介なのは,ヌーは先頭を真似して後ろに付いて行くだけだが,人が作る会社は先に飛び込んだ会社を抜こうとする.

しかし,激流の中多くの会社が先頭の真似をして同じところから飛び込んでいるため,先頭の会社に追いつくことは難しい.またそれをやろうとしているのは一つの会社ではなく,複数の会社がやる.
気づけば,ヌーのようにお互いを押し合いながら群れを形成して渡っている.足を滑らせた会社は激流に流され,さよならする.
ヌーの子供のようにまだ成長途中の会社がワニに狙われて食われてしまう.
しかし,それでも会社は群れをなして川渡りを行う.

なぜなら,ここが一番渡りやすい場所だから.
流される可能性が少なく,ワニはいるが100匹いるというわけではない.しかもワニが狙っているのは捕まえやすい成長途中のモノだ.だから,カレらは同じ場所から川に飛び込み,先頭を追い抜こうとする.
会社はヌーほど単純なモノではない.
だから,このヌーの大移動に参加しても,競争に勝つのは難しい.というよりも,ただの泥沼にハマるだけである.

そして,ヌーは大移動を終えれば,草という食事が待っているが,会社は大移動を終えて草原についたとしても,待っているのは顧客が自社の製品を買うかどうかである.利益はまだ手にはいらない.

何十万のヌーが目の前にいて,それぞれを区別できるのだろうか.
少なくとも,一般人にはできないと思う.
会社もそうだ.一般人である顧客にとってそれぞれの会社にどのような差があるのかわからない.
差別化を図ろうと,誰かが吠えれば,他の誰かも真似して吠える.
気づけば,みんなが吠え出す.
うるさいと感じた顧客が激オコぷんぷん丸になって,どっかにいってしまうかもしれない.
銃を持ちだして適当にヌーという名の会社を殺し始める可能性もある.

そういった泥沼のような状態に会社はいる.

だから,会社はこの泥沼から抜け出すべきである.
大移動に参加するのではなくもっと早く草原にたどり着くルートを探したり,草原にたどり着いてヌーからキリンに変身したり,顧客を見かけるととりあえず攻撃して気を引いてみるといった方法がある.

上でいった3つの方法は冗談ではなく,ヌーにはできないが,会社という組織ならできることである.

そして,本書籍は2.で上で書いている3つの方法の実際例「リバースブランド」,「ブレークアウェーブランド」,「ホスタイルブランド」を紹介している.

それについてはまたいつか.

ちなみに,本書は薄い.
もっと理解したいのであれば,書籍「ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する」と「キャズム」も読んでおくと,すごくいいと思う.



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