2012年9月28日金曜日

心脳マーケティング(1) 中途半端で申し訳ないです。

一応、心脳マーケティングについて書いてありますが、以下の注意を読んでいただけると助かります。

※注意※
1.日本語、文体、文法がおかしな所があるかもしれません。スルーで。
2.簡単にまとめたものなので、用語説明や詳しい内容は書いてありません。(後日に書く予定ですので)
3.内容がよくわからない場合、質問をください。お手数おかけします。
4.内容にまとまりがあまり、ありません。



「心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす」
一文でこの本の内容をまとめると「顧客が心の奥で思っている事をいかに拾い上げて、マーケティングに活かすか」である。

もう少し内容を踏まえると、以下になります。

本書の内容は3つに分けることができる。

① 顧客の深層心理(人が無意識的思考)を知ろうとしないマネジャー、マーケター、企業は売れるものを世に出せない。深層心理を知る事が「売れる」に繋がる。
深層心理を知るためには、メタファー(比喩)を利用する必要がある。なぜならメタファー(比喩)が思考の中心であるからだ。このメタファーを分析する事で顧客の心理を把握可能である。
そして、このメタファーを利用したリサーチ方法の一つとして「ZMET法」がある。
(ZMET法の概要、実施方法、利点、実施例、実施した会社などの情報も書いてある。ZMET法で得たデータをマーケティングに活かすために、コンセンサス・マップについても紹介している。)

② 「人の思考はどのようになっているのか」、「記憶の構成はどのように行なっているのか」、「メタファーによる記憶再構成への影響」、「人の深層心理は記憶やメタファーによって構成されている」などについて。

③ 深層心理の重要さを理解し利用するべきである。そのためには、これからマネジャーやマーケターどのような事をするべきかについて。



全体に対して簡単に、自分の感想をまとめたもの。

本書は現在行われているマーケティングの背景と問題点を実例とともに列挙し、それを解決するための方法としてメタファーを取り入れたマーケティング(新しいマーケティング)を提案した。
そして、新しいマーケティングの実施方法、実例をあげて有効性を証明した。また、認知心理学や大脳生理学などの視点からも新しいマーケティングの有効性が証明できると説明した。最後にこれからのマーケティングのあり方、何をするべきなのかについて書いた。
以上のように、構成が論文に近いものがあり、問題→解決方法→方法の根拠→これから、といった流れになっているため、わかりやすい。
メタファーの定義はやや曖昧なものではあったが、心理学や認知心理学などの視点からメタファーを除く事ができて勉強にはなった。
メタファーを利用したZMET法を知る機会となったのは非常に大きいと思っている。

以下は、やや批判的な感想になります。

本書の初めでは、マネジャーやマーケティングはただただ顧客がアンケートに書いた答えをそのまま鵜呑みし、顧客の心の奥を考えないと言った批判的内容を書いていたが、さすがに今はそんなバカがいない気はする。
それはさておいて、
結構序盤で登場したZMET法ですが、読んでいくうちに、「この本はZMET法を紹介するためにある」としか思えない。
これからのマネジャーのあるべき姿や、メタファーの重要性、新しいマーケティングの姿といった大事な話も書いてあるが、そこにZMET法が必ず絡んでいる。(個人感想です)
ZMET法について紹介したのはいいが、その利点ばかり紹介している。
また、メタファーや人の思考の話でこの本の半分以上を占めており、心理学や認知心理学に興味のない人は、ここでやめてしまうだろう。壁に投げつけず、最後まで読む勇気が必要。
心理学や認知心理学の学問分野からZMET法について説明することで、よりいっそう信憑性が増すように思えるが、心理学や認知心理学を軽視する人にとっては、胡散臭い話でしかない。
「心の奥を覗かずに、売れるものは作れない。じゃ、心の奥を覗いたところで、売れるものが作れるのか?」という疑問を最初らへんで抱いたが、読み終わってもはっきりとした答えは出ない。

以上がやや批判的な感想でした。



よくあるマーケティングは(心脳マーケティングにも書いてあったこと)「顧客が何を買ったか」を調べる。こういう事をやると、会社はただ売上を追求し、顧客無視になる。結果、マーケティングの主役は「商品」になる。
心脳マーケティングが提案する新しいマーケティングは、「顧客はなぜその商品を買ったか」を調べる。この時、マーケティングの主役は「顧客」となる。これはいわゆる顧客中心主義ではないだろうか。
書いてないことではあるが、心脳マーケティングは「マーケティングは顧客中心主義にもとづいて、顧客満足度を指標とするべきだ」と言っているようにも思える。それゆえに、ZMET法のような深層心理を調べる方法が生まれたのかもしれない。



後日に、もう少し詳しく書いたモノを上げる予定です。
ここまで読んで頂いた方に、感謝です。



余談
インサイトマーケティングというものがある。このマーケティング手法は「心脳マーケティング」で紹介された新しいマーケティングと似ており、最近少々興味を持っている。



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