2012年11月8日木曜日

お前は人を批判できるほど、賢いのか?

賢くはないよ。しかし、今日はあえてやる。

「なぜ、働くのか―生死を見据えた『仕事の思想』」

昨日この本を読み終えて、なにか感想を書こうと思って、いろいろと考えたわけで、

「私達が働くとき、最も大切なことは「思想」である。
なぜなら、社会は荒れた海であり、進路を確認しようとした時、人は「思想」という錨によって、流されずにすむ」

とか、

「思想を持つためには深い覚悟が必要である」

とか、書こうとしたのですが、

「500円と1時間の代償を払って、この本を読むよりも、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で行った演説を見た方がお得だ」

と最終的に思ってしまった。(個人的感想)

スティーブ・ジョブズの演説をみれば、この本を読む必要はないでしょう。(個人的感想)

ほぼ同じ内容だから。

同じ内容ではあるが、この本について、私は理解に苦しむ。以下、苦しんだ幾つかの箇所を挙げる。

・本書に、「死の体験をしなければ、人には覚悟というものが生まれないし、成功することもない。
また、覚悟を持たない思想には何の説得力もない。しかし、現代社会で死を体験することはあまりないため、想像で死を体験しろ。そうすれば、覚悟が生まれる」という内容が書かれていて、全く共感できない。

・「なぜ働くのか」に対して、「我々は恵まれているから、世界のために働くべきだ」と納得できない答えが書かれている。

・最初と最後は真逆な事を言ってるとしか思えない。(個人的感想)

・過去の人物を列挙して、現代のみなさんも見習うべきだ!とやや現実味のないことが書いてある。

・誰向けに書いてるのか全くわからない。最初に成功したい経営者向けですと言ってるけど、途中からサラリーマン向けになっている。

・正直言って内容が薄い。

・薄い内容を130Pにもふくらませて、500円で売るというのは、なかなか…。

批判ばかり続いてすみません。

ただ、スティーブ・ジョブズの演説を聞いていなかったら、この本に対する感想は違ったと思う。

批判のような、愚痴のようなことは以上として、別の話。



ブックオ○で「ローワンと魔法の地図」と「ローワンと黄金の谷の謎」を見つけて、ためらうことなく買った。

外国のファンタジ作品に初めて触れたのは小学6年の夏頃で、その作品が「リンの谷のローワン」だった。

懐かしい。いろいろ思い出が詰まった本だ。「それなら、新品で買えよ。」と言われそうだが、高いからね…。

そういや、最近小説的なもの、まったく読んでないな…。

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